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A子さんが自宅副業詐欺を疑い始めたころ、「資格講座」の受講代金がクレジット会社から引落される時期でした。
クレジット払いは最高60回分轄まであったのですが、半端じゃない手数料がかかるため2回払いを選びましたが、それが「あだ」になってしまいます。
というのは、クレジット払いにした場合は、なんらかのトラブルに遭ったときには引落しを止めることができます。
ところが、現金払いやクレジット払い終了後に自宅副業詐欺が発覚した場合、直接、先方と話し合うことになります。
A子さんが、あのとき副業詐欺を疑っていれば、クレジット引落は避けられたのです。
「手数料が高いから一括で払って失敗する人が多い」とは、消費者相談センター職員のひとことです。
自宅副業で始めた仕事が副業詐欺では? そんな不安を打ち消すため、A子さんは必死でいた。
彼女の場合、データ入力業務でしたが、より単価のいい仕事につなげるためにも「資格講座」を勧められます。
その手口は実に巧妙なものでした。
自宅副業のためにお金を出させる方法は副業詐欺の定番ですが、すぐにでも元が取れるような絶妙なトークに、A子さんはついに根負けしてしまうのです。
そして、資格講座なるものを受け始めますが、なかなか合格にたどり着けません。
不安になって電話相談をすると、特別に仕事をまわしてくれるとの話を先方からしてくれたのです。
しかし、その件についての連絡はないままでした。
その時点でA子さんは、相手を疑うべきでした。
前回は、実際に副業詐欺に遭った人の体験談をお話しました。
それでは、その人・A子さんが副業詐欺に気付くきっかけはなかったのでしょうか?
実は、副業詐欺ではないかと首をかしげたくなる場面を何度か経験しているのです。
A子さんは、自宅副業で収入を得るために、とにかく必死でした。
それまでも、自宅副業での取引相手が倒産するという、度重なる不運を経験しています。
そのため、「今度こそは!」という、強い「決意」というよりも「意地」があり、副業詐欺では? との不安を必死で打ち消してきたのです。
悲しいことに、A子さんには自宅副業について、相談できる人がまわりにいなかったのです。
彼女の心理状態は「振込め詐欺」にも通じることです。
自宅副業のための資料が手元に届いてもすぐに契約するのではなく、冷却期間を置くようにしましょう。
相手の出方を冷静に判断することが、副業詐欺にひっかからないためにも大切なことです。
相手は一刻も早く契約して欲しいために、巧妙なセールストークを展開してきます。
メールでやりとりをすることもありますが、メールアドレスは住所変更後も継続して使えるため、それを悪用した詐欺もあるのです。
また、電話で会社名を名乗らずに、部署名だけを名乗るところもあります。
これらのケースは、会社名と住所を変えて、詐欺行為を繰り返すという悪質なものです。
実際にこの手口にひっかかった人から聞いた体験談ですので、みなさんはくれぐれも注意してください。
副業詐欺にはいくつかの共通点がありますので、それらについてもう一度確認しておきたいと思います。
自宅副業を希望する人は、一刻も早く仕事を始めて、収入を得たいために、副業の話を目の当たりにすると冷静さを失ってしまうこともあります。
副業詐欺は、そういう心理に付け込んできますので自宅副業を希望する方は要注意です。
仕事を始めるために、資格取得を勧められ、また、そのほうが先々では絶対に有利だというセールストークがあります。
その手口は実に巧妙ですので、絶対に騙されないようにしてください。
また、入金を急がせるような態度がみられたら、詐欺の可能性を疑うことが大切です。
そのほか、地元ではなく遠方に求人広告を出す場合も、注意したほうがいいでしょう。
副業詐欺かどうか、それを見極めることは大変難しいことです。
自宅副業には、インターネットでできるものが大変多くなりました。
ホームページにも、自宅副業に関する広告が多数掲載されていますが、具体的な仕事までは分かりません。
そのため、とりあえず資料請求してみるということになります。
そして、届いた資料を読み進むうちに、すっかり相手の思うつぼになるという経過をたどるのです。
インターネットを使ってできる自宅副業の世界は刻一刻と変化するため、今役立つ情報が数ヶ月もすると過去のものになることも考えられます。
そのため、ほんとうに詐欺かどうかの判断が難しいのですが、副業詐欺にはいくつかの共通点があることが分かっています。
自宅副業と情報商材詐欺について考えてみましょう。
世間によくみられる情報商材ですが、広告くらいなら誰でも見たことがあるのではないでしょうか。
「一ヶ月で収入100万円」「主婦でも月収300万円」などというものです。
これらすべてが自宅副業にむけた詐欺だとは限らないのですが、なかには詐欺のものも存在します。
副業詐欺かどうかは実際に中身をみるまで分かりませんが、支払い対価に対して中身のないものは詐欺でしょう。
これらは安い価格に設定されているものも多く、5,000円以下くらいだと「しまった!」とつぶやく程度ですます人が多いものです。
自宅副業詐欺師は、その諦めを狙っています。
自宅副業の詐欺手口として、マルチ商法というものも古典的ながら存在します。
マルチ商法とは連鎖販売取引、無限連鎖講などと定義されていますが、つまりは「他人に商品を購入させたら、あなたにバックがありますよ」という商法のことです。
正確に言うとマルチ商法であっても副業詐欺にあたらないケースもあるのですが、一般に、いきなり多額の入会金などを求めてくるのはほとんどが詐欺でしょう。
マルチ商法の副業詐欺は、「ネットビジネス」「メーリングリスト」「MLM」などとして勧誘してきます。
在宅副業のマルチ勧誘だと気付かずに登録してしまうケースも多々みられますので、そうした勧誘には重々気を付けてください。
自宅副業の詐欺は、きちんと処罰されているのでしょうか?
これだけ副業詐欺が取り沙汰されているにも関わらず、まったくもって減っていないように思えます。
というのも、自宅副業詐欺をする者たちは、個人で行っているよりは団体で行っている者が多いからでしょう。
一部検挙されたとしても、残りのメンバーで同じことを始めればいいだけです。
また、ほとんどの自宅副業詐欺師は、法の抜け道を考えていますので、発見されたとしても起訴ができなかったりするケースがあります。
副業詐欺だとわかっても訴訟にはお金がかかることもあり、被害者が訴訟を起こす場合も少ないでしょう。
残念ながら副業詐欺は減っていくと思えません。
自分で身を守るしかないのです。